9月度例会では、「草津が誇る100年企業に学ぶ~過去・現在・未来をつなぐブランドストーリー~」と題して、草津市に根ざす100年企業のブランドストーリーに焦点を当てたパネルディスカッションを行いました。本例会のパネリストとして南 総一郎様(株式会社南洋軒/取締役会長)、宇野 彰一様(株式会社高岡屋/代表取締役)、そして若手起業家を代表してコーディネーターである澤井 敬輔君(株式会社アダムスセキュリティ/代表取締役)に登壇いただき、ディスカッションを通じて近江商人の哲学と商法を探求し、参加者が得た洞察やアイディアが企業の未来に貢献することを目指しました。本例会には82名の参加者が集まり、パネリストの洞察に対する経営者の関心の高さがうかがえました。
創業の精神から未来へのビジョンまで、膨大な経験に裏打ちされた知恵と戦略が参加者と共有され、経営の本質について深い考察ができました。特に、リーダーシップの重要性や終わりのない学びのプロセスについて、パネリストの洞察に触れ、多くの示唆を受けました。また、老舗企業の経営を引き継ぐことの責任や、経営者としての苦悩や葛藤、そして新たな挑戦について、御二方から学ぶことができました。事業承継の難しさとその責任の重さを改めて感じつつ、地域の発展には円滑なバトンタッチが欠かせないことを実感しました。
本例会は、草津市に根ざす100年企業の歴史と哲学を尊重し、それを現代のビジネスにどのように応用するかを模索するための非常に重要な機会になりました。たくさんの方に参加いただき、参加者の皆様が得た示唆とアイディアが、自社の未来に寄与し、繁栄に繋がることを期待しています。老舗企業の知恵を生かし、共に発展するための一歩を踏み出しましょう。
最後に、本例会の成功は、研修委員会メンバーの情熱と協力に支えられ、パネリストの皆様、コーディネーター、草礎会の先輩方、正会員、そしてオブザーバーの皆様の積極的な参加があってこそ実現しました。改めて皆様に感謝申し上げます。今後も有益な研修を提供し、会員の成長と発展に貢献していきたいと思います。
研修委員会 委員長 林 義晴
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